Contributed by: Admin on 火曜日, 4月 24 2007 @ 12:00 am JST
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'デフとは正確にはデファレンシャルといいまして、左右のタイヤの回転差を吸収しながら駆動力をタイヤに与える装置です。
で、そのデフの中にはベアリングが4つ入っています。
ファイナルのピニオンを支えているベアリングが2つ、デフのキャリを支えているベアリングが2つです。
この写真はデフのケースを開けたところです。

とりあえずはこの4つのベアリングを交換するつもりで部品を発注しておき、その後デフを分解してみました。
すると、思ったとおり、4つのうち2つのベアリングの回転が滑らかではなくごろごろした感じです。
一番ひどいのはピニオンのインナーベアリングでした。
これがベアリングの写真です、これはアウターのものですが、インナーもこれとほとんど同じものです。

このインナーベアリングを分解してよく見ると、ベアリングのローラーと内部にかなりの傷が入っています。
下の写真です。


これらのベアリングを交換してデフからの音はきれいに止まりました。
ちなみに、この車はリヤのドライブシャフトを抜くときは、デフキャリア内部のCクリップを取り外して抜き取ります。
このCクリップはというと、デフピニオンのシャフトを抜くとドライブシャフトそのものが内側に入り込みCクリップはいとも簡単に外れます。
これがわかるまでは実はけっこう悩みました^^;

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