'車に関するトラブルにもいろいろなタイプのトラブルがあります。
重たい部品を積みおろしし、油だらけになりながら修理するトラブル。
資料をひっくり返してテスターと診断機、時にはオシロスコープまで動員して、見えない電気相手に修理するトラブル。
と思えば、パニックに陥ってらっしゃるお客様のおっしゃることをよく聞いて、電話1本で解決できるトラブルもあります。
ある朝早くに女性のお客さまから携帯に電話が入りました。
「キーを反対向きに差し込んだんだと思うんですけど、一度はエンジンがかかったんで乗って出たんですが、出先でキーが抜けなくなって、そうこうしているうちに今度はエンジンまでかからなくなったんです」
っとかなりパニクッてらっしゃる様子。
キーが反対向き??
落ち着いて考えるとわかるんですが、車のキーって裏表がないんでどっちでもかかるんですよね。
ということはキー握りの部分を差し込んだ?? そんなわけはないですよね。
ところがあせってしまうと、反対向きに差し込んだと思ってしまうんですよね。
まずは頭の中でトラブルシュートです、思い当たるのは二つ。
ハンドルを切った状態でハンドルロックがかかってしまい、ロックがタイヤからの力で引っかかって抜けなくなっている。
もうひとつはシフトレバーがパーキング以外に入っている。
電話ではお客さまにちょと落ち着いていただき、シフトレバーが「パーキング」に入っているのか確認していただくと、どうも「R」に入っていたようです。
「P」にしていただくと、ちゃんとエンジンが始動しました。
キーが抜けることも確認していただき、修理完了です。
こういうトラブルって結構あります。
修理期間中に使っていただいている代車のキーが入らなくなった。
なんてのは代車のキーじゃなくご自身の車のキーを差し込もうとされていたり^^;
このときは電話だけではだめでお客様のもとへ出張してしまいました。。。。