'シトロエン ガソリン漏れ'
- 2005/07/13 00:00 JST
'シトロエンの エグザンティアです。
シトロエンはちょっと変わっていてハイドロリック(油圧)でサスペンションの上下調整をします。
このあたり勉強不足でよく知らないのですが油圧サスペンションということでいいのでしょうか?
この油圧用のオイルなのですが、なんとそのままブレーキにも使われています。
どんな成分のオイルなのかよく知らないのですが、かなり異質なシステムですね。
さて、この車、オーナーさんから「ガソリン臭くて、燃費もかなり悪い」との修理依頼のお電話をいただきました。
早速、引き取りにいき車のそばに寄ってみると、おっしゃるようにかすかにガソリン臭いです。
これはエンジンをかけなくてもなんとなく車全体から臭い(^^;)感じです。
エンジンが不調で生ガスが出ていたり、かぶってしまってかかりにくい時などは、マフラーからガソリンのにおいがしてきますが今回はあきらかにどこかからガソリンが漏れているようです。
ガソリンはご存知のように揮発性がありますので、大量に漏れない限り、漏れてにじみ出たガソリンは地面まで垂れることなく途中で気化してしまいます。
さて、工場に持ち帰り早速下回りを点検してみました。
リヤシート下辺りにある燃料タンクから燃料ホース・パイプを通ってエンジンルームまで行く配管を確認してみました。
すると、燃料タンクに濡れたあとが。。
薄汚れた黒い樹脂の燃料タンクのそこの色が変わっています。
この辺りから、ガソリンのにおいもしてきます。
あちこちがなんとなく濡れているようで、漏れているところがはっきりわかりません。
もう少し絞り込みたいのですが、私の鼻では限界が。。。
そこで、CO/HCテスターを利用します。
テスターのHCというのが生ガソリンのレベルを示してくれるので、テスターのプローブをあちらこちらの隙間に突っ込んでみました。
すると、この隙間で強い反応が。。
HCが1600もあります、写真にはありませんが2000オーバーにもなりました。
かなりの反応です。
この隙間のアップです
この隙間から燃料パイプらしきものが出てきています。
パイプの継ぎ目かな?
ホースの劣化かな?
古い外車は燃料ホースがよくこわれたなぁ などと昔の修理を思い出しました。
さて、燃料タンクをはずさないといけないかなぁ、とか考えたのですが、タンクユニット・ポンプが上からついているはずなので、整備のことを考えてサービスホールがあるはずです。
室内に目を移して、リヤシートをめくってみました。
簡単に持ち上がるシートを引き上げてみると、その下にサービスホール発見 :idea:
サービスホールのふたをはずしてみるとタンクユニットが出てきました。
このぶぶんよく見てください、写真上の部分です。
黒い樹脂製リングでタンクユニットを止めているのでしょうが、このリングが割れてしまっています。
このまわりにはガソリンで少し湿っていました。
幸いこの部品のみで供給があり、在庫も国内にあるとのこと。
思いのほか簡単で、早い修理ですみました。
こんな部品が常備されているということは、結構ある故障なのでしょうか。。。 :-P'
シトロエンはちょっと変わっていてハイドロリック(油圧)でサスペンションの上下調整をします。
このあたり勉強不足でよく知らないのですが油圧サスペンションということでいいのでしょうか?
この油圧用のオイルなのですが、なんとそのままブレーキにも使われています。
どんな成分のオイルなのかよく知らないのですが、かなり異質なシステムですね。
さて、この車、オーナーさんから「ガソリン臭くて、燃費もかなり悪い」との修理依頼のお電話をいただきました。
早速、引き取りにいき車のそばに寄ってみると、おっしゃるようにかすかにガソリン臭いです。
これはエンジンをかけなくてもなんとなく車全体から臭い(^^;)感じです。
エンジンが不調で生ガスが出ていたり、かぶってしまってかかりにくい時などは、マフラーからガソリンのにおいがしてきますが今回はあきらかにどこかからガソリンが漏れているようです。
ガソリンはご存知のように揮発性がありますので、大量に漏れない限り、漏れてにじみ出たガソリンは地面まで垂れることなく途中で気化してしまいます。
さて、工場に持ち帰り早速下回りを点検してみました。
リヤシート下辺りにある燃料タンクから燃料ホース・パイプを通ってエンジンルームまで行く配管を確認してみました。
すると、燃料タンクに濡れたあとが。。
薄汚れた黒い樹脂の燃料タンクのそこの色が変わっています。
この辺りから、ガソリンのにおいもしてきます。
あちこちがなんとなく濡れているようで、漏れているところがはっきりわかりません。
もう少し絞り込みたいのですが、私の鼻では限界が。。。
そこで、CO/HCテスターを利用します。
テスターのHCというのが生ガソリンのレベルを示してくれるので、テスターのプローブをあちらこちらの隙間に突っ込んでみました。
すると、この隙間で強い反応が。。
HCが1600もあります、写真にはありませんが2000オーバーにもなりました。
かなりの反応です。
この隙間のアップです
この隙間から燃料パイプらしきものが出てきています。
パイプの継ぎ目かな?
ホースの劣化かな?
古い外車は燃料ホースがよくこわれたなぁ などと昔の修理を思い出しました。
さて、燃料タンクをはずさないといけないかなぁ、とか考えたのですが、タンクユニット・ポンプが上からついているはずなので、整備のことを考えてサービスホールがあるはずです。
室内に目を移して、リヤシートをめくってみました。
簡単に持ち上がるシートを引き上げてみると、その下にサービスホール発見 :idea:
サービスホールのふたをはずしてみるとタンクユニットが出てきました。
このぶぶんよく見てください、写真上の部分です。
黒い樹脂製リングでタンクユニットを止めているのでしょうが、このリングが割れてしまっています。
このまわりにはガソリンで少し湿っていました。
幸いこの部品のみで供給があり、在庫も国内にあるとのこと。
思いのほか簡単で、早い修理ですみました。
こんな部品が常備されているということは、結構ある故障なのでしょうか。。。 :-P'