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投稿日
2005年04月11日
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スペクトロン（ボンゴ）エンジン不調
５年式フォードスペクトロン（マツダボンゴ）SSE8WF　ガソリンエンジンＦＥ
頻繁にエンストするという症状

症状確認
試運転にて症状が確認できた、走行中特にアイドリングでエンジンが著しい不調
アクセルを踏んでいないとエンストする。
エンジン回転をあげての走行においては特に異常なし、エンジンパワーもほぼ正常。
低回転時の不調時には黒い排気ガスがでており、過濃気味かと思われる。

試運転途中から何事もなかったかのように正常に戻ってしまう。
アイドルもとても安定しいる。
突然症状が改善するということから電気系統の異常が考えられる。

工場にて
プラグの点火を確認→異常なし
キャブレターの目視確認→スラッジでドロドロ
この状況においても現在は正常であることから
ひとまずキャブレターの清掃（コンディショナー）にて行う
同時にハイテンションケーブルの目視点検→異常なし

二日後に発症
走行後エンストし再始動不可となる
以下の順にて点検　とその結果

点火確認→プラグ点火なし
　　　　　センターコード　点火なし
ＩＧコイル＋　電源電圧
ＩＧコイル―　電源電圧
ＩＧコイル一次側抵抗　２Ω
ＩＧコイル二次側抵抗　１０ｋΩ
イグナイター＋　電源電圧
イグナイター―　電源電圧
点火１時波形スコープにて検査　波形なし（電源電圧一定）

上記の結果からピックアップ又はイグナイターの不良と判断

一番怪しいのはイグナイターであるが、なんと単品で２８０００円（＞_＜ ）
デストリビュータａｓｓｙでは驚きの５９９００円である。

ピックアップも交換する為にはピックアップローターも取り外さねば・・・




単体にしてもＡｓｓｙにしてもちょっと高いしおまけに在庫もメーカーになるので少々納期がかかりそう。
で結局中古パーツを利用しました。

取替え時の注意ですが
このシャフトはギア式になっており、古いデストリビュータを抜き取る前にシャフトの位置とデスビケースの位置をペイントで合わせマークにしておきます。
そうする事で取付位置を間違えずに組み付けることが出来ます。

無事元通り取り付けてエンジン始動！
何年やってもこの瞬間はちょっと緊張します。
「ちゃんとかかって～」という思いですね。

今回のエンジン君は何事もなかったかのように素直にかかってくれました。

参考までに正常な１次点火波形をアップしておきます。