ようこそ! 阪神オート@ボッシュカーサービス 2020/08/11 20:18 JST

'アコード エアバッグ警告灯点灯'

'平成7年式CE1アコードが入庫してきました。
症状はエアバッグの警告灯が点灯、ホーンも鳴らないし、ハンドルについているオートクルーズも効かないという症状です。

どうもステアリング(ハンドル)線関係の故障のようです。
X431診断機を使いSRSの点検をしてみました。
結果は『インフレーター通信不能』という診断でした。

インフレーターとはハンドルの中心部に埋め込まれているエアバッグモジュールのことですから、やはりステアリングへの配線関係の故障です。

ステアリングは当たり前のようですがくるくる回ります。
このステアリングに電気信号を通すのですから普通の配線ではすぐにねじ切れてしまいますね。
エアバッグのついていない昔の車種ではステアリングに埋め込まれているホーンスイッチの配線に、スプリングで押し付けて回る接点を利用していました。このタイプは配線ではなく接点だったので信頼性にかけていたのですが、ホーンくらいだと問題もなかったんです。

ところが、安全性にかかわるエアバッグともなると接点では心もとないということで配線になっています。

どういうものかというと

こんな感じでステアリングの根元にぐるぐる巻きになったフィルム状の配線があり、これにホーンからエアバッグ、クルーズコントロールの配線がフィルムの中に入っています。

今回の故障はおそらくこの部品です。
早速分解点検です。
ステアリングを外し、コラムカバーを外すと『スパイラルケーブル』といわれる問題の部品が出てきます。
取り外した単体の写真です。

ケースをを分解してみました

ご覧の通り、途中でしわになって折れ曲がり、フィルムが切れてしまっていました。

このぐるぐる巻かれたフィルムを伸ばしてみましょう。

こんなに長いフィルムが巻かれているんですね。


この巻き具合に少し遊びがあり、ステアリングをまわす分左右に余裕を持たせています。

取り付けるときには必ず元の位置に取り付けないと、このように切れてしまいます。


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