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'ヒーターの定番故障'

  • 2007/03/20 00:00 JST
'最近は少なくなってきたんですがヒーターの定番故障と言うのがあります。

ヒーターを使うときに風量のスイッチがあるんですが、これの最弱のときに風が出てこないという故障です。

' '以前はかなり多い故障だったのですが、最近はちょっと構造が変わってきたりして少なくなってきました。

これの原因は『ブロアレジスター』という部品が断線することでおきます。



これがその部品です。
左が新品、右が不良品です。

ファンの風量をコントロールしている部品なのですが電気抵抗そのものの部品です。

通常12vの電圧を直接ファンに入れてやると最強の風がでます。

直接いれずに、途中に抵抗を挟んでファンに12v入らないようにすることで風を弱くすることができます。

一番風力の弱いところが、一番大きな抵抗が入っていまして、ここがよく切れます。

これは抵抗として働いているときはかなり発熱します、抵抗の一番大きな部分は一番細い線でできていまして、よく切れて当たり前なわけです。

この部品は発熱するために、普通はファンの風の通り道についていまして、普段から風で冷却されています。

最近はこの切れる抵抗部分を樹脂で覆ってしまったり、あるいはパワートランジスターでデューティー制御(短時間でのオンオフ制御)を行うことで故障しないようにしています。

このパワートランジスターなのですが、故障すると高くつきます。
モーターが故障するとこのトランジスターも一緒に壊れてしまうんですよね。。

ちなみに今回のこのレジスターは1500円ほどです。'