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'工具のお話'

  • 2007/02/13 00:00 JST
'今日はあれば大変べんりな工具を一つご紹介します。

と言ってもプロユースなので、サンデーメカニックの方にはあまり利用する機会がないかもしれません。

これです、メーカーはアメリカのブルーポイント blue point
'よくある「めがねラチェット」の柄の部分がなくエクステンションが3方から取り付くようになっています。

ラチェットの回転方向は裏返して使うタイプではなく、切替式でどちらにも回転するようになります。

これは主に手の入らない奥のほう、入り組んだ奥のねじを回すのに適しています。

三方に取り付くエクステンションはこんな感じで使います。


スピンナーの自由軸を使いスピンナーを軸方向に動かしねじを回します。


ロングのエクステンションをつければ奥にあるボルトに対応します。

この使い方、普通に考えると一般的なボックス+エクステンションで事足りるのですが、こいつの場合は裏向いて出ているボルトの頭にかけることが出来ます。

つまりボックスでは裏から手を回さないと入らないところに使えるんです。

さらに、こいつの優れいているところは、レンチ部分に6角の溝があるのですが、裏返すと12角になっているんです。



つまり、ボルトを貫通する使い方と貫通しない使い方を使い分けることが出来ます。
オルタネーターのアジャストボルトなどでも、緩める途中で貫通してしまうことなく緩めることが出来ます。

あまり使う機会はないのですが、これがあるのとないのとでは作業時間に大きな差がでるので、1つあるととても重宝する工具ですね。'