雨水漏れ(雨水浸入)修理 2題
- 2009/09/09 13:58 JST
最近おこなった水漏れ(雨水浸入)の修理を2つほどご紹介します。
一つは日産プリメーラ、運転席の足元が水浸しになる。
もう一つはランドローバー・フリーランダーのトランクルームの中がプールになる^^ というものです。
まずはプリメーラーから。
これは運転席とその後ろの席のカーペットがぐっしょりと濡れてしまって、フロアマットがほとんど水に浸かってしまうような状況でした。
雨水浸入の修理は、原因をふさぐのが基本で、それ以外の方法はありません。
これが大変です。まずカーペットをめくります、これは思いっきり水を含んでいるので、同時にしっかりと乾かしておきます。
同時に内張りや、下手をするとダッシュまで外すことになる可能性もあるんですが、やるならばとことんっていう感じになります。
プリメーラのシート、カーペットと一部内張りを外した写真です。
これだけ外して、後はどこから水が浸入するのか、実際に水をかけて点検します。
今回はダッシュまで外さなくても水漏れ箇所が判明したため、一安心。
水漏れ箇所はメーターの裏あたりで、左の角付近です。
ちょうどピラーとボディーとがつながっている付近でした。
写真はしたから覗き上げたところです。
配線の左のところに鉄板と鉄板の張り合わせの部分に塗るシール剤がクリーム色に写っていますが、この一部から水が染み出してきていました。
量的には、本当に微々たるものですが、雨の中で放置すれば、間違いなく大浸水となります。
修理にはこの部分へさらにシール剤を塗布するのと、合わせて、外の水が浸入しそうな部分にもシール剤を塗りました。
ただし、これがまた大変、フェンダーを外してカウルトップを外して、、フェンダーを外すのに、ヘッドランプやバンパーまでも。
この状態からさらに水をかけて、入ってくるところを絞り込みます。
最終的にシール剤を塗った箇所はピラーの付け根付近でした。
次にご紹介するのはランドローバー・フリーランダーのトランクへの雨水浸入です。
この車は、リヤゲートにタイヤの付いているいわゆるオフロード4駆なのですが、あまりオフロード、オフロードしている車ではありません。
リヤゲートの扉も横開きのタイプです。
これの修理も同様にまずはカーペットや内張りをめくって、浸入箇所を突き止めるのが一番の仕事になります。
この車の場合はリヤゲートとボディーの隙間をシールするための、ゴム(ウエザーストリップ)とリヤゲートの間の密着が悪く、そこから雨水が浸入してきていました。
一番に思いつく修理方法として、このゴムを交換するという方法なのですが、このゴムの高いこと高いこと。
輸入車の部品の高いのにも本当に驚いてしまいますね。
結局ドアのヒンジの調整を行い、リヤゲートを開閉に差し支えない程度にボディー側に押し付けるように調整して修理完了となりました。
そうそう、ヒンジの裏側のボディーパネルには10円玉サイズの穴があいていて、特段シールされているわけでもなく、ここからも水が入っていて、配線を伝わって室内へ入っていたので、こちらも一緒にシール剤で修理しておきました。
以上水漏れ(雨水浸入)修理2題でした。
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