E90 BMW エバポレーター交換
- 2013/05/16 09:30 JST
お取引いただいている 中古車販売会社様からの修理ご依頼で、納車したBMW・E90・320iのエアコンの吹き出し口から白い粉のようなものが出てくると言う、依頼です。
症状はすぐに確認できるもので、風量をMAXにすると、すごい量の粉が出てきます。
この車のこの症状はエバポレーターの表面に加工しているコーティングがはがれてきて、粉のようになり吹き出し口から飛び出してきます。
実はこのエバポレーターは、よくこのような症状になり、対策品がでています。
これを交換しようと思えば、作業はかなり大変で、センターコンソール、ステアリングコラム、インストルメントパネル、サポートバー、を外してやっと、エアコンユニットを外すことが出来ます、さらにユニットを分解してエバポレーターの交換になります。
取り外しの作業手順は
- 冷却水を抜く
- エアコンガスを抜く
- エアコンフィルターケースを外す
- ストラットアシストバー
- エアコン配管
- エキスパンションバルブ
- ヒーターホース
- ピラーカバー
- ステアリング、コンビスイッチ
- ステアリングコラム
- エアコン吹き出し口パネル
- オーディオ、エアコン、ライト、エンジンスイッチ類
- センターコンソール
- ドリンクホルダー
- グローブボックス
- インストルメントパネル
- サポートパイプ
- エアコンユニット
と、かなり大変な作業です。
ちなみに、グローブボックスの前にドリンクホルダーを外してください。
そうしないと、グローブボックスが外れてきません。
ところどころ、画像をアップします。
センターコンソールのカバーを外すとシフトノブの左右にキャップで隠されたボルトが2本あります。
センターコンソールの後ろは、カバーを外し、下のナットを外します。
インストルメントパネルを外すと、サポートパイプが見えます。これも外します。
ボンネット内から外すボルトが1本あります。
それがこのボルトです、ブレーキブースターの横、エアコン配管の後ろに隠れています。
エアコンユニットを外すのには、エンジンルームから1箇所ボルトを外します。
エンジンの真後ろで、キャップに隠れています。
エアコンユニットの蓋を開けると、ここにエバポレーターが入っています。
エアブローで念入りに粉を吹き飛ばしておきました。
新旧のエバポレーターです。
古いほうからは、大量の粉が出てきました。
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