ようこそ! 阪神オート@ボッシュカーサービス 2019/07/21 03:04 JST

急加速するプジョー

 ちょっと恐ろしい症状のプジョーが入ってきました。

車はプジョー206 T1NFU   2CNFUF です。

 プジョー206 急発進

お客様の訴えでは「低速で走っていると急に加速する、ブレーキを踏んで止まろうとすると、止まる前に急に加速する」という訴えで、怖くて乗れないので、引き取りに来てほしいという依頼でした。

昔からよくある「急加速」「急発進」「ブレーキを踏んだのに加速する」といわれる訴えは、ほとんどがブレーキとアクセルの踏み間違いが原因で、車には異常がないといわれることが多く、今回のご依頼も、「いやぁそんなことはないだろう」とちょっと疑ってかかっていました。

 ところが、お客様のガレージで車に乗り込み、エンジンを始動し、ブレーキを踏んで、オートマチックのセレクトレバーを「D」にシフトした途端、エンジンがすごい勢いで吹き上がりました。ブレーキを踏んでいたので、何事もなかったのですが、なぜこんなことが起きるのか、ちょっとパニくりました。

プロの整備士がパニくるのですから、ユーザーのお客様はさぞびっくりしたことでしょう。

工場への帰り道もお客様の訴えの通り、裏路地をゆっくり走っていても急加速、歩行者の手前で減速しようとしたら急加速。

ともて恐ろしい思いをして、工場へ搬入しました。

搬入がてら、症状を分析したのですが、オートマチックが自動でシフトするタイミングでスロットルが開く感じです。

つまり、1速から2速へ入るタイミングで加速、2速から3速へ入るタイミングで加速。

逆に減速中の2速から1速へ入るタイミングでも加速します、これが一番怖いです。

これはリバースからのシフト変更時も同じで、リバースからNやPに移した瞬間にエンジンは6000回転付近まで吹き上がります。

ためしに、マニュアルシフトの2速へ固定して試運転しましたが、この状態では急加速は起こりませんでした。

工場では診断機をつないでエラーを見たのですが、エラーは入っていませんでした。

エアダクトを外して、スロットルを目視していると、Rレンジから移動するたびにスロットルが開きます、間違いなくコンピューターからの指示でスロットルが開いている感じです。

さて、こんなに恐ろしい、事故が起こらないのが不思議なくらいの症状です、きっとリコールや、サービスキャンペーンでもあるんじゃないかと、地元のディーラーを含め、大阪の老舗のディーラーさんにも問い合わせてみたのですが、とくには無いとのこと。

ただし、少しヒントをもらいました、似たような症状の車が入ったことがあるそうで、その時はスロットルの清掃と、学習補正の初期化で治ったそうです。

試しに、当社の診断機で学習補正をリセットしてやると、この症状は治ってしまいました。

念のためにスロットルも清掃し、試運転を行いましたが、症状は再発しませんでした。

おそらくスロットルに溜まったカーボンでおかしな学習をしてしまい、このような症状になったものと思いますが、こんなにスロットルを開くことができるプログラムはどうかと思いますね。

リコールでプログラムの書き換えとかすべきだと思います。

 

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