プジョー206cc AL4 ソレノイドバルブ交換
- 2016/10/16 17:12 JST
過去のブログをご覧いただいたお客様で、T1 プジョー206cc のセルモーターの修理の件でご相談をいただきました。
少し遠方の中古車屋さんで購入されたばかりとの事ですが、そのお店があまり輸入車に詳しくないとのことで、当店にご相談されたそうです。
症状は現在は発生していないものの、走行後の温度が上がった状態でセルモーターが回らないことが度々あるとのこと。
冷えれば動き出すものの、動かなくなってからでは困るのでセルモーターの交換をお願いしたいとのご依頼でした。
折角なのでぜひともボッシュのリビルトスターターをご利用いただこうと思ったのですが、またしても国内欠品 ( ´~` )
すぐに海外発注で取り寄せました、輸送会社はUPS注文から3日後には関西空港まで到着していました! 早いですね!!
さて、お預かりした時に同時にミッションのシフトショックも訴えられていまして、ネットで調べてこのミッションAL4に多い症状であることも認識されていました。
ちょうど後日入庫予定がある別のお客様の、206/AL4用のソレノイドバルブの現物が有ったのでご覧いただいて、こちらも同時に修理することになりました。
新しくソレノイドを取り寄せましたが、全く同じもので部品番号も同じでした。
作業はエアクリーナー周りを取り外し、横向きのオイルパンを取り外しての作業です。
私はリフトアップして下からの作業のほうがしやすいので、写真も下からの写真です。
ソレノイド交換と同時にバルブボディも分解して中をクリーナーで掃除してあげます。途中ストレーナーがありますのでこれも掃除します。
実はこの時点までオイルを抜かなくても作業できてしまいますが、作業終了時にはドレンからオイルを抜いてこのドレンからオイルを入れます。
ちょうどぴったり合う工具がないので、細いホースを加工して無事オイル交換も完了です。
オイルはMOTUL MULTI-ATFが適合しています。
このオイルは最近日本でも発売されたばかりで、やっとAL4にもMOTULが使えるようになりました。