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'インスパイヤ エアコン再修理 (>_< )'

  • 2005/07/04 00:00 JST
'やってしまいました 再修理です。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。>お客様

前回の修理は こちら です。

さて、なにが再修理になったのか?、ですが。
まったく同じ症状になりました。
原因はもちろん パワートランジスターの破損です。

つまり交換したばかりのパワートランジスターがまた破損したのです。

これはどういうことかといいますと、「今回のエアコンが効かない・風が出ない」という症状の原因をパワートランジスタの故障と診断して、パワートランジスタを交換したのです。
結果、エアコンは復活したのですが、このパワートランジスタを壊してしまう別の要因があった為、交換したばかりのパワートランジスタが再び壊れてしまいました。

その要因の考えられるポイントですが、これは電源電圧の高すぎか、ブロアモーターの不良かどちらかぐらいしかありません。
今回電源電圧は正常なので、残るのはブロアモーターです。
こいつの電力消費が大きすぎてパワートランジスターに規定以上の電流が流れた為、トランジスターが切れてしまったのでしょう。

なんと、パワートランジスターがブロアモーターのヒューズ代わりになっていて、ヒューズが切れるがごとくパワートランジスターが切れてしまったのです。 :-(

いや~びっくりですね、これは設計ミスでしょう。
パワトラが切れる前にヒューズが切れるように設計すべきなのに。。。
と、言い訳なのですが(^-^;A

さて、あらためて、パワトラと、ブロアモーターの交換です。

通常ブロアモーターは助手席の足元にあり、比較的簡単に交換可能なのです。
ところがこの車、とんでもないところにモーターが入り込んでいます。

それは、インストルメントパネルの奥、エアコンユニットのさらに中に入り込んでいるのです。
交換には、インストルメントパネルを取り外し、エアコン・ヒーターユニットを外して分解する必要があります。

さて、早速作業開始です。
ガスを抜いて、水を抜いて、センターコンソールも、グローブボックスも、ステアリングも、全て外し、インパネを外します、そして、エアコンユニットを外して・・・
こんな状態です。


そしてこれが取り外したエアコンユニットです。
結構大きいですね~、ちょうどエアコンスイッチから灰皿の奥あたりについていました。

この写真はユニットの蓋を外したところです。っていうか蓋ではなく、底の部分をはずしたところです。

エバポレーターが見えています。
その手前にモーターがあり、長いシャフトの両側にファンがついています。

今回はこのモーター部分のみ交換しました。

モーターを取り外した単体の状態で新品との電流の比較をしてみました。
ファンをつけない状態で、12V直接の比較です。

新品通電時、0.8A
古品通電時、3.4A

モーターが回りだす瞬間の立ち上がりの電流はもっと多いです。
今回は計測できずでした。

その後、たっぷり時間をかけて、再発しない事を確認し、納車としました。'