'久しぶりに 整備日誌に書き込みます。
今回はちょっと古めの平成4年式ハイエース、RZH101でエンジンはガソリン2.4Lの2RZです。
走行は驚きの30万キロです。
4万キロほど前にプラグとハイテンションコード、デストリビューターキャップ、ローターをそれぞれ交換しています。
さて症状なのですが、ある朝突然エンジンがかからなくなったという事です。
セルモーターはと言うとよく回るらしく、しばらくクランキングを続けているとなんだかガソリンくさくなると言うことでした。
トラブルシューティングに入る前にこのエンジンについて見ておきましょう。
もちろんEFIで、一見全てがコンピューターで制御されているように見えるのですが、冷間時増量だけが別のインジェクターがついているタイプです。コールドスタートインジェクターと言うやつですね。
点火系はと言うと、ディストリビューター内のピックアップからNe信号がCPUに入り、イグナイターを通して同じくデストリビューター内のイグニッションコイルを通電させ、2次電圧をロータで4気筒に振り分けると言うものです。
したがって、ハイテンションコードはプラグへ行く4本だけで、センターコードはありません。
ここからトラブルシューティングなのですが、私はトラブルシューティングとはピンポイントで故障箇所を調べだすことだと考えています。
点検し、検査し、故障箇所を絞り込んでいき、最終的にどこか1箇所の不良箇所を探り当てて、その部品だけを取り替える。
これがトラブルシューティングです。
闇雲に怪しい部品を取り替えて、何個か目に不良箇所にたまたま当たって修理完了、では部品代がかかって仕方がないですね。
点検に時間をかけて、しっかりとしたトラブルシューティング、これを心がけています
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